第57回ADACバルバロッサプライス – NLS9予選結果
レース結果 ドイツ ニュルブルクリンク北コース + グランプリトラック 9月27日
2025年9月26日に開催された第57回ADACバルバロッサプライスでは、ニュルブルクリンク・ランシュトレッケン・セリエ(NLS)第9戦に108台の参戦車が集結し、熾烈なグリッド争いを繰り広げました。合計106台が予選を通過し、予選落ちしたのはわずか2台でした。全長24.358kmのノルドシュライフェは、GT3マシン、ポルシェカップ、GT4、そして様々なツーリングカーにとって、再び究極のチャレンジとなりました。
上位予選通過者
総合 & SP9 (GT3)
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P1 – ウォーケンホルスト・モータースポーツ (#34 Aston Martin Vantage AMR GT3 EVO)
ドライバー: クリスチャン・クログネス (ノルウェー) / マテオ・ビラゴメス (ECU) / アンダース・ブッハルト (ノルウェー)
ベストラップ: 8:06.057 – 平均速度 180.4 km/h -
P2 – JUTAレーシング (#8 Audi R8 LMS GT3)
ドライバー: アレクセイ・ヴェレメンコ / “SELV” / フランク・スティップラー
ベストラップ: 8:08.176 -
P3 – エミル・フレイ・レーシング (#31 Ferrari 296 GT3, SP9 PRO)
ドライバー: マックス・フェルスタッペン (月曜日) /クリストファー・ラルハム (イギリス)
ベストラップ: 8:09.126 -
4位 – Speedworxx Automotive (#917 ポルシェ 911 GT3 カップ、CUP2) – ポルシェカップ最優秀エントリー
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5位 – Dinamic GT (#54 ポルシェ 911 GT3 R、SP9 PRO)
その他のSP9のハイライトとしては、ハウプト・レーシング・チームの**#9 フォード・マスタング GT3** (総合9位)、レナッツォ・モータースポーツの**#786 ランボルギーニ・ウラカン GT3 EVO II** (10位)、そしてフーバー・モータースポーツの**#25 ポルシェ 911 GT3 R** (11位) が挙げられます。
CUP2 – ポルシェ 911 GT3 カップ
- CUP2最速:Speedworxx Automotive (#917) – 8:16.751(ニコ・バスティアン、オレクシー・キキレシュコ、ティム・ハイネマン組)。
- 僅差で続いたのは、LOSCH Motorsport by Black Falcon (#948)、Mühlner Motorsport (#921)、Black Falcon Team ZIMMERMANN (#900)。
- プロとプロアマのエントリーによる激しい競争が、CUP2の層の厚さを際立たせました。
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CUP3 – ポルシェ・ケイマン GT4 トロフィー
- CUP3トップ:W&S Motorsport (#962 ポルシェ 718 ケイマン GT4 CS)、ジョシュア・ベドナルスキー、ロレンツ・シュテグマン組、8:43.650。
- その他の上位陣には、Sorg Rennsport (#955、#959、#949)、Schmickler Performance (#950)、Adrenalin Motorsport (#941) などが名を連ねました。
- フィールドは混戦模様で、タイムは8分43秒台から10分を超えるものまで様々でした。
SP10 – GT4 SRO
- SP10最速:AVIA W&S Motorsport (#165 ポルシェ 718 ケイマン GT4 RS)、モリッツ・オーバーハイム、フィリップ・ミエモワ、トビー・グッドマン組、8分53秒156。
- PROsport RacingのAston Martin Vantage GT4 (#175) が僅差で続きました。
SP8T – GT4スペシャル
- チームBILSTEIN by Black Falcon (#150 BMW M4 GT4) と Hofor Racing by Bonk Motorsport (#188、#189) が競争力のあるペースを見せました。
- PROsport Racing の Aston Martin Vantage GT4 (#140) と Toyota Supra GT4 が、国際色豊かなレース展開を披露しました。
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ツーリングカー&カップクラス
- TCRリーダー:Møller Bil Motorsport (#801 Audi RS3 LMS) と ALM Motorsport (#800 Honda Civic FL5 TCR) が好調な走りを見せました。
- BMW M240i Cup、VT2、そしてVクラスの Porsche Cayman が、全カテゴリーで接戦を繰り広げる多彩なグリッドを飾りました。
要点
- エミル・フライ・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、NLS(ナショナル・リーグ)での好調な戦いを続け、予選で総合3位を獲得しました。
- アストンマーティンの復活:ウォーケンホルスト・モータースポーツのヴァンテージ AMR GT3 EVOがポールポジションを獲得し、ノルドシュライフェにおけるマシンの競争力を際立たせました。
- マシンの多様性:ファクトリーサポートのGT3プログラムから草の根ツーリングカーの取り組みまで、NLSは再びマルチクラスの耐久レースとしての特徴を際立たせました。
概要
第57回ADACバルバロッサプライス予選は、アストンマーティン、アウディ、フェラーリ、ポルシェが上位を独占する熾烈なグリッド争いとなりました。108台のエントリーとわずかな脱落者数という結果で、グリーン・ヘル(緑の地獄)での耐久レースの真骨頂となる戦いの舞台が整いました。